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2008/04/18 日記<ダイハツ・アトレー>
ダイハツ・アトレー
アトレー(Atrai)はダイハツ工業の自動車。1BOXワゴンのジャンルに入る。
概要
もともとはダイハツ・ハイゼット|ハイゼットの乗用版として、1981年に誕生した。後に独立した車種となっているが、現在まで、車体(ホワイトボディー)はハイゼットとほぼ共通である。発売グレードは長らく4人乗りの軽自動車だけであったが、2000年には7人乗り1300ccの小型車となる、ダイハツ・アトレー7|アトレー7が登場し、1500cc以下の7人乗り乗用車としては、スバル・ドミンゴ以来となった。一時期、トヨタ自動車にもトヨタ・スパーキー|スパーキーとしてOEM供給されていたが、2004年で生産終了した。アトレーシリーズはハイゼットシリーズと共に、ダイハツ唯一の関東圏工場である、群馬県前橋市のダイハツ車体で生産されていたが、現在は前橋工場を完全閉鎖し、アトレーシリーズは、大分県のダイハツ九州で生産を継続している。初代S65系の半数と、アトレー7は本社池田工場で生産されていた。歴史
初代(1981-1986年)
*形式は2WD車:S65V、4WD車:S66V
1981年登場。
当時はハイゼット・アトレーの名で発売された。サンルーフを軽1BOXで初装備した。
フルファブリックシート、カーペット敷きのフロアなど貨物登録だが乗用ユースを主体としている。積載重量はLが200kg積でリアサスペンションは2枚リーフにするなど乗り心地を重視している。ボディーカラー、グレードの組合せにより内装色はグレー系、ブルー系、レッド系などがあった。
エンジンはハイゼットと同じAB20型を使用していた。
ボディスタイルはハイルーフを基本としているが、Eにはロールーフモデルが用意されて、平床と低床のバリエーションがある。
登場時のグレードは E、L、Lサンルーフ
1982年四輪駆動|4WD車追加。
4WD車にはメーカーオプションで交流発電機またはウインチ|電動ウインチが用意されていた。4WD車はタイヤサイズが12インチとなり、パートタイム方式を採用して副変速機を装備しLSDのオプションが用意されていた。
グレード構成はE、L、Lサンルーフ
1983年2WDに5MTが追加、2WDおよび4WDに軽1BOX初のターボ車追加
外装はフロントグリルがNAがホワイト、ターボがシルバーを採用しハイゼットとの差別化が行なわれた。車名からハイゼットが外れアトレーとなる。
2WD車のリアフロアは平床のままで高かったが、2段フロアとなり足元フロアの高さが低床と同じ位置となった。ロールーフ仕様が廃止された。
リアシートがヘッドレスト付でクッションサイズが厚いシートへ変更され、オプションにエアコンが追加され快適性がアップしている。
12インチホイール装着車両にはフロントディスクブレーキがオプション設定されている。
4WD車にはフリーホイールハブを採用し燃費改善してる。
ターボエンジンにはインタークーラーは装備されていない。
グレード構成はE、L、Lサンルーフ、LX、LXサンルーフ、LXターボ、LXターボサンルーフ
1984年4WDに5MTが追加
4WD車のリアフロアは平床のままで高かったが、2段フロアとなり足元フロアの高さが低床と同じ位置となった。
ELR式シートベルトがオプションで選択可能となった。
グレード構成はG、LX、LXサンルーフ、LXターボ、LXターボサンルーフ
1985年AT車追加。
グレード構成はG、LX、LXサンルーフ、LXターボ、LXターボサンルーフ、AT
2代目(1986-1994年)
*形式は2WD,550cc:S80V、4WD,550cc:S81V、2WD,660cc:S82V、4WD,660cc:S83V
1986年登場。
エンジンは2気筒ダイハツ・AB型エンジン|AB型エンジンから1985年にミラ、クオーレで採用されたダイハツ・EB型エンジン|EB型をアトレー用に変更して搭載している。660cc化された際にはEB型をベースにしたダイハツ・EF型エンジン|EF型に変更された。
エンジンルームは先代からの継続でフロントシート下に搭載されているが、ラジエターをシート下からバンパー裏へ移動しエンジンが前寄りとなった事でリア足元のエンジン張り出しを少なくしている。
4WDは副変速機付きのパートタイム4WDを採用した。パートタイム4WDはオートフリーホイールハブを採用し利便性を向上した。
ボディデザインはスタイル重視で流麗なスタイルを採用している。リアウィンドウは小型車を含めた1BOXで初の下降式を採用、窓の上下幅を広げており室内の開放感は高かったが、スタイルが弱点となり室内は先代より狭くなっている。
ガラスサンルーフのコスミックルーフ、フロントガラスサンルーフを装備した車両もある。大型のガラスサンルーフは軽1BOXで初めて採用された。後に電動スライド化される。
グレード構成はG、GX、LX、LXターボ、EXターボ
1987年オールタイム4WDのSXターボ登場
オールタイム4WDはセンターデフ付きパートタイム4WDで副変速機機能は無いがセンターデフロック機能を有している。現在この4WDシステムは2WD化機能を省いてテリオスキッド、ビーゴに装備されている。
グレード構成はG、GX、LX、LXターボ、EXターボ、SXターボ
特別装備グレードにティンパニ、ティンパニターボ
1988年異型ヘッドランプを採用。4MTモデルが消滅。MT車は全て5MTとなる。
ターボエンジンはキャブレターからのままだが、オートチョークに変更され出力が向上した。
内装カラーはボディカラーに合わせブラウン系とブルー系だったものがグレー系に纏められた。
グレード構成はGX、LX、LXターボ、EXターボ、SXターボ
1989年電動オープンのガラスサンルーフを装備したターボFXが登場。スポーティグレードのターボXXが登場
フロントバンパーデザイン、ハンドルデザインが変更される。ツートーンカラーの選択が可能となった。
グレード構成はGX、LX、ターボLX、ターボEX、ターボFX、ターボXX
1990年660cc新規格化。特別装備グレードにデッキバン追加。
グレード構成はGX、LX、ターボLX、ターボEX、ターボFX、ターボXX
1991年ターボチャージャー|ターボ車がEFI化
グレード構成はGX、LX、ターボLX、ターボEX、ターボFX、ターボXX
特別装備グレードにクルーズ、クルーズターボ、スーパークルーズがあった。カラードバンパーなどを装備し通常グレードよりも安い為、販売の主力はクルーズ系に移行した。
特装車としてダイハツ・ハイゼットデッキバン|アトレーデッキが登場した。ボディはデッキバンで装備はターボFXである。
1992年4WDのノンターボ車にオートマチックトランスミッション|AT車追加。
350kg積載可能グレードだったGXが消滅し全車200kg積載へ統一された。
特別装備グレードがカタログモデルへ昇格しグレード構成が整理された。
グレード構成はLX、クルーズ、クルーズターボ、クルーズリミテッド、ターボXX、スーパークルーズ3代目(1994-1998年)
*形式は2WD:S120V、4WD:S130V
1994年登場。
先代モデルのスタイル重視から車内の広さ重視へシフトしている。内装は乗用車と遜色ないレベルまで向上している。
片側スライドドアの「リバーノ」が追加される。スポーティグレードのSRにABSを標準装備。リバーノシリーズに後席シートベルトを標準装備。
エンジンはNAとターボエンジンを用意しボディは5ドアと4ドアのリバーノで幅広いユーザーを対象としている。
4WDモデルはSR、またはターボでABS装備時は2WD、4WD切替可能なセンターデフ入りマルチセレクト4WD、他はパートタイム4WDを採用した。
トランスミッションは全グレードで5MTを採用し、一部のグレード以外は3ATを採用した。5MTはアウトプットリダクション方式を採用している。
安全対策としてダイハツ軽自動車で初採用となるABSがSRとRTターボ系に標準装備され、一部のグレードでオプション設定。リアシートベルトがリバーノ系に標準装備、全グレードでオプション設定されている。ブレーキはABS装備モデルで8インチブースターを採用し強化され、全車LSPVの装備により積載状況のブレーキ圧コントロール機能を持っている。ABSはダイハツ軽で初採用である。
リバーノシリーズにはリアシートスライド機能とリアシートベルトを装備しリアシートの快適性と安全性をアピールしていた。リアシートスライドは左右交互にスライドし、商用車として荷室スペースを確保するようになっている。
ハイゼットと大きく異なる点はリアサスペンションがリーフリジットから3リンクコイル式に改められた事である。これにより形式がハイゼットのS100系とアトレーのS120系に大別されている。
グレード構成はLX、MX、MXターボ、SR、リバーノ、リバーノツインコスミックルーフ、リバーノターボ
1996年、全グレードでAT車選択可能となる。RTシリーズ追加。NAエンジンがツインカムエンジンとなる。
グレード構成はMX、MXターボ、RT、RTターボ、リバーノ、リバーノツインコスミックルーフ、リバーノターボ
1997年1月、ターボエンジンがツインカムエンジン(EF-RS型)となる。
一部のシリーズは特別装備グレードへ統合。エアコンが殆どのグレードで標準装備となったが装備の簡略化などが実施されている。軽自動車初のアクティブスポイラーを一部グレードに装備した。
1997年10月、クラシックシリーズ追加、リバーノターボ消滅。クラシックシリーズはキーレスと革シートをクラス初採用した。4代目(1999-2005年)
*形式は2WD,4ナンバー:S220V、4WD,4ナンバー:S230V、2WD,5ナンバー:S220G、4WD,5ナンバー:S230G
1999年1月登場。
グレード構成は CL、カスタム、カスタムターボ。
1998年10月から施行された軽自動車の規格変更に合わせ、ミラ、オプティに遅れて登場した。
ボディデザインはイタルデザインが担当し、軽1BOXながら流麗なスタイルを持っている。
フロントタイヤが前方に移動したセミキャブデザインを採用し、標準のCL系と、アメリカンスタイルのカスタム系の二本立て体勢となる。
カスタム系は、初代アトレーの初期モデル以来、17年ぶりの採用となったロールーフに、ルーフレールを組み合わせた。カスタム系は、納車待ちが3ヶ月となり、CM放映を一時中止するほどの人気となった。CL系にはハイルーフを採用し、先代リバーノ譲りのリアシートスライド(交互スライド)、電動サンルーフのオプションがあった。
全車ABSが標準装備されていた。大型ブレーキ、ブレーキアシストが装備され、自動車アセスメントの試験ではクラス最短の停止距離を誇る。
4月に5ナンバー(乗用車)登録の「アトレーワゴン」が登場する(現在は乗用モデルのみ)。
グレードは CL、カスタム、カスタムターボ。
乗用登録ということで、リアシートにスライド機能を追加し、180mmのスライド量を生かした広さはライバルを圧倒した。貨物モデルとの価格差は無かったが、リアシートスライド、リアシートベルトが装備される代わりに、ABSがオプション扱いとなっていた。
4ナンバー車は5ナンバー登場後もそのまま併売され、1999年末にCL以外消滅した。
2000年1月CLターボ追加、カスタムターボに電動サンルーフが追加
カスタムターボサンルーフは初のATのみのグレードとなる。
6月にエアロダウンビレットシリーズ追加。
グレード構成はエアロダウンビレットターボ、カスタムターボ、カスタムターボサンルーフ、CLターボ、エアロダウンビレット、カスタム、CL、CL(4ナンバー)
2001年、自動車アセスメントの試験実施対象車種にバモスと共に選ばれた。
試験結果はフルモデルチェンジと同時にHPから現在削除されている。
2001年マイナーチェンジ
CLはCX、CLターボはツーリングターボにクレード名が変更になる。ツーリングターボはアルミホイール、リアスポイラーなどを標準装備。
アトレーをベースに1300ccエンジン搭載、7人乗りのアトレー7が登場した。
2001年末に4ナンバーのアトレーは生産終了。以降はアトレースローパーなど福祉仕様以外はアトレーワゴンのみとなる。
2002年ツーリングターボがロールーフ化、エンジンマイナーチェンジ
カスタムターボとエアロダウンビレットターボは4ATのみとなる。NAのエアロダウンビレットは消滅。
初代アトレーより搭載されていた交流発電機のオプション設定、ツートーンカラーオプションが消滅した。
エンジンは排ガス規制に対応したものとなりカタログ上のスペックは若干向上している。
2003年マイナーチェンジで装備面の見直しが行なわれ値下げが実施された。