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2008/05/28 日記<スズキ・フロンテ>
スズキ・フロンテ
フロンテ (Fronte) は、スズキ (自動車メーカー)|スズキが生産していた軽自動車である。
概要
スズキ・アルト|アルトが商用モデル(4ナンバー)としてデビューしたのに対しこちらは乗用モデル(5ナンバー)だった。1989年にフロンテはアルトに統合され、現在アルトは5ナンバー、4ナンバーはアルトバンとなっている。ちなみに東京モーターショー2005では、フロンテ360をモデルにしたスズキLCが展示されている。
歴史
初代(1962年-1967年)
1962年3月、スズキ・スズライト|スズライトライトバン|バンTL型(1959年9月登場)の乗用車版「スズライト・フロンテTLA型」として登場。駆動方式は前輪駆動|FF。エンジンは空冷2ストローク直列2気筒360cc。
1963年3月、FEA型になる。ガソリン・エンジンオイル自動混合方式「セルミックス」を採用。
1965年10月、FEA-II型になる。エンジンオイル直接噴射方式「CCI (Cylinder Crank Injection) 」を採用。 2代目(1967年-1970年)
1967年4月登場。車名は「スズライト」の文字が消えて「フロンテ360」になり、駆動方式をRR(後輪駆動|リアエンジン・リアドライブ)に変更。コークボトルラインと言われる、丸みを帯びたデザインを採用すると共にホンダ・N360|ホンダN360に対抗すべく、31馬力のエンジンを搭載する。
1968年11月、高性能バージョン「フロンテSS」を追加。レーシングドライバーのスターリング・モスがイタリアの高速道路、「アウトストラーダ・デル・ソル」で長時間高速走行テストしたのは有名。「SS」のグレード名は2代目フロンテ以降途絶えていたが、30数年ぶりの2003年に「スズキ・アルトラパン|アルトラパン」に採用された。 3代目(1970年-1973年)
1970年11月 3代目フロンテ(フロンテ71)発売。形式名はLC10-II型。グレード構成は、スタンダード、デラックス、ハイデラックス、スーパーデラックス、ハイスーパー、S、SSS、SSS-R。SSS-Rの「R」は、ラジアルタイヤ(135SR10サイズ)標準装備の意味。エンジンは基本的には従来の空冷エンジンを使用。スタンダード、デラックス、スーパーデラックスは31馬力。ハイスーパー、Sは34馬力。SSS系は36馬力。ボディスタイルは全く新しいものとされ、直線基調の2ボックススタイルとされた。車高は1260mm(スポーツ系)とかなり低く設定され、フロントのトランクは大きく拡大された。室内寸法はクラス最大。通称「スティングレイ・ルック」と呼ばれた。
1971年5月 フロンテ71W追加発売(空冷車と併売)。フロンテ71のボディはそのままに、新しい水冷エンジンを搭載したモデル。形式名はLC10W型。グレードは当初GL-W、GT-W、GT-RWの3機種。GT-RWの「R」は、ラジアルタイヤ(135SR10サイズ)標準装備の意味。エンジンは新開発の水冷2ストローク3気筒を搭載。冷却には独自の「デュアル・ラジエター方式」を採用。GL-Wは34馬力、GT-W系は37馬力となる。室内には温水による新しいヒーターシステムが完備され、エンジン性能向上に伴い、各部が強化された。動力性能は当時の軽4輪車の中では抜きん出ており、GT-Wの走行性能は「1500ccの乗用車とほぼ互角」と言われた。これによって吊り下げ式クーラーがオプション設定されるようになった。
1971年7月 水冷GS-W、GO-Wを追加。GS-WはGT-W同様のシャシーに34馬力エンジンを搭載したムード・スポーツ。GO-WはGL-Wより少し装備を簡略化した廉価モデル。
1971年9月 3代目フロンテをベースにした、軽自動車枠のスポーツカー、「スズキ・フロンテクーペ|フロンテ・クーペ」発売。セダン系とは別に、独自の車種構成を展開していく(''詳細はスズキ・フロンテクーペ|フロンテ・クーペを参照'')。
1971年11月 マイナーチェンジで72(セブンティ・ツー)フロンテに名称変更。フロントグリルのデザイン変更、ダッシュボードやシート等、内装の変更が施される。スポーツ系のホイールキャップデザイン変更。空冷エンジン車のスポーツ系は消滅。空冷車は「ビジネス・シリーズ」水冷車は「ゴージャス・シリーズ」水冷スポーツ車は「スポーツ・シリーズ」と称される。
1972年3月 水冷シングルキャブ31馬力のGD-WとGU-Wが追加。GD-Wはデラックス、GU-Wはスタンダードに相当。
1972年10月 マイナーチェンジで73年型としてニューフロンテシリーズを発売。外観はフロントグリルからボンネットやバンパーまで大改良。ヘッドライトは角型2灯式から丸型2灯式に変更。上級グレードはテールランプ横に化粧板を装備。三角窓廃止。空冷車はスタンダードとオートクラッチのみとなる。タンデムブレーキマスターシリンダーと前ディスクブレーキ装備のGT-TYPEIIを新設定。 4代目(1973年-1979年)
1973年登場。先代の「スティング・レイ・ルック」のデザインから、LC10系のコークボトルラインを彷彿とさせる「オーバル・シェル」の丸みあるスタイルへと変化した。空冷エンジンは消え、水冷エンジンのみの搭載となる。ボディサイドのドアデザインは日産・チェリーに非常に似ているものであった。ホンダ・ライフやスバル・レックスに対抗するべく初めから4ドアモデルを設定してファミリーニーズに対応すると共に、実用性の更なる拡大を図ってリアウィンドゥをガラス・ハッチの閉開式にしてエンジンルーム上部にトランクスペースを設けた。これによりフロントとリア両方にトランクスペースを持つ事となる。昭和53年自動車排出ガス規制|排出ガス規制をクリアするため、一時期ダイハツ工業|ダイハツ製550cc2気筒4サイクルSOHCエンジン(ダイハツ・AB型エンジン|AB型エンジン)を搭載したことがあった (のちに自社製に移行)。この550ccモデルは「フロンテ7-S」と呼ばれていた。 5代目(1979年-1984年)
1979年登場。駆動方式を初代と同様のFFに戻す。このときに姉妹車として商用車バージョン(軽ボンネットバン)の「スズキ・アルト|アルト」が登場。アルトがシンプルさ・低価格さでのアプローチに対して、フロンテは5ナンバーならではの居住空間の広さ、豪華さをアピールし、当時人気のあったデジタルメーターを一部グレードに採用するなど、アルトとの差別化を図っていた。 6代目(1984年-1988年)
* 1984年登場。
1986年に大規模なマイナーチェンジ。
1987年の一部改良では2代目アルトと共通の550cc3気筒DOHC12バルブエンジンを搭載したモデルもラインアップに加わる。またボディーバリエーションに3ドアが追加される。 7代目(1988年-1989年)
1988年10月登場。
1989年 - 同年4月1日に物品税が廃止され、代わりに消費税が導入されたことにより軽ボンネットバンのメリットが薄れたため、アルトと統合され「アルト・セダン」として現在まで続く。ちなみに歴代フロンテ中、およそ6ヶ月と最も販売期間が短かった。フロンテバン
1969年1月登場。乗用車のフロンテがRRだったのに対し、トランクスペースを確保するという点からフロンテバンは後輪駆動|FRを採用した。エンジンは乗用車のフロンテと共通であるが、その上に載るボディはコークボトルラインのフロンテに対して直線基調のスタイルであった。スバル360カスタムがRRのまま後部をバンにストレッチした形になったので、積載性に難点があったのに対して、フロンテバンはシャシーもボディーも新設計という形を採った為、トランクスペースは広かった。乗用車のフロンテがトランクスペースがほとんど無いことを指摘されていたせいであろうか、後にこのモデルでは後席の居住性を高めた乗用車モデルのフロンテ・エステートが追加された。
1973年、フロンテハッチの登場により、生産中止した。フロンテハッチ
* 1973年登場。名称が「フロンテ・ハッチ」となる。フロンテエステートといった乗用車モデルは廃止され純粋な商用車となったが、カタログ等を見ると商用というより、レジャー的なムードを出しており、そのコンセプトは後継型のアルト(特にバリエーションモデルとしてリア部を拡大したアルト・ハッスル)やスズキ・ワゴンR|ワゴンRへと受け継がれる。リアのトランクスペースはハッチ・ルームと名付けられていた。1976年には排気量が360cc→550ccになったのを機に、ボディがやや拡大された「ハッチ55」へと進化していく。関連項目
* スズキ (自動車メーカー)|スズキ
スズキ・フロンテ800
スズキ・フロンテクーペ
スズキ・アルト
スズキ・セルボ
ダイハツ・フェロー
ダイハツ・ミラ
ダイハツ・クオーレ
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